サキ科

ボリビアハイイロティティ

ボリビアハイイロティティ
©2016 Eric Kilby: clipped from the original

ボリビアハイイロティティの基本情報

ボリビアハイイロティティ

英名:Bolivian Gray Titi Moneky
学名:Callicebus donacophilus
分類:サキ科 ティティ属
生息地:ボリビア, ブラジル
保全状況:LC〈軽度懸念〉

ボリビアハイイロティティPhoto credit: Brian Gratwicke

ラブラブ夫婦

ティティは一夫一婦制の群れを作ります。

群れには大人のオスとメスの他、彼らの子供がおり、さながら現代人の家族のようです。

そんなティティですが夫婦間の仲は非常によく、ラブラブと言っていいほどです。

彼らは死ぬまで一緒にいますし、寝る時もくっついて寝ます。

また、特に他のオスが近づいてくると、そのオスと自分のメスの間に関係ができないよう、オスはメスを強く抱きしめるそうです。

さらに、愛の証か、下の画像のように互いのしっぽを絡ませることもあります。

人間も好きな人とは指を絡めて手をつなぎますが、あれに似ていますね。

 

ラブラブなティティですが、夫婦が円満なのにはきちんと理由があります。

それは育児の分担です。

メスが授乳などを行う一方で、ティティのオスは子供の運搬のほとんどを担います。

そのせいか、子供は父親から離れたときの方がストレスを感じるようです。

また、群れを他の群れや捕食者などから守るのもオスの役割です。

このような役割分担がティティが夫婦円満である秘訣なのです。

ティティはもしかしたら私たち人間にとって理想的な家族のあり方をしているのかもしれません。

ボリビアハイイロティティPhoto credit: Tim Evanson

ボリビアハイイロティティの生態

ボリビアハイイロティティは、ボリビアブラジルの熱帯雨林に生息します。

地上に近い部分で暮らし、樹上を四足で移動します。

 

昼行性で、主に果実を食べます。

果実は全体の7割以上を占め、その他は種子昆虫などが占めます。

 

体長は約30㎝、体重は0.9~1㎏でオスの方がわずかに大きくなります

 

先述のように、ボリビアハイイロティティは2~7匹から成るペア型の群れを作ります。

群れはそれぞれなわばりを持ち、歌によってアピールされます。

下の動画では彼らの歌声(ソロとデュエット)を聴けるので是非ご覧ください。

 

繁殖には季節性があると考えられており、メスは約18週の妊娠期間を終えると1匹の赤ちゃんを産みます。

性成熟には約2年で達しますが、メスが実際に子供を産むのは約4歳の時と言われています。

寿命は飼育下では約25年です。

ボリビアハイイロティティに会える動物園

ボリビアハイイロティティは、人間による森林破壊の影響を少なからず受けていますが、個体数に関しては絶滅を危惧するほどではなく、レッドリストでも軽度懸念に留まっています。

 

そんなボリビアハイイロティティですが、日本の動物園では見ることができません

彼らのラブラブっぷりを是非この目で見たいところですが、残念です。