オマキザル科

ボリビアリスザル

ボリビアリスザル
©2012 Christopher Czermak

ボリビアリスザルの基本情報

ボリビアリスザル

英名:Bolivian Squirrel Monkey
学名:Saimiri boliviensis
分類:オマキザル科 リスザル属
生息地:ブラジル, ペルー, ボリビア
保全状況:LC〈軽度懸念〉

ボリビアリスザルPhoto credit: Julielangford

「遊ぶ」サル

人間はよく遊ぶ生き物です。

小さい子どもからお年寄りまで、遊んでないと人生やっていけないほどです。

 

このボリビアリスザルは、サルの中でも我々人間の次くらいに遊ぶことが好きです

サルの世界では通常、遊びは子どもの間や子供と母親の間に見られる現象です。

ボリビアリスザルの内でも、これらの個体間での遊びが多いです。

ところが、ボリビアリスザルは、血縁関係のない大人同士でもよく遊ぶといいます。

やっぱり遊んでないとやっていけないですよねえ。

リスザルは多い時には数百頭にもなる群れを作る、社会的なサルです。

彼らの社会性と遊びは大いに関係していることでしょう。

私たちも遊びを通していろいろな人と関係を持ちますが、それと同じことですね。

 

ところで遊ぶというのは非常に難しいことです。

サルの世界で遊びといえば、レスリングであることが多いですが、レスリングは相手の力を推し量り、ある時は手加減しなければなりません。

我々の間でも、ゲームやスポーツをして遊ぶ時、ついムキになって険悪な雰囲気になることありますよね。

一生遊んでいたいと言いますが、遊びもそう簡単なことではありません。

ボリビアリスザルPhoto credit: Adrian O’Brien

ボリビアリスザルの生態

ボリビアリスザルは、ボリビアブラジルペルーアマゾン川上流域に生息しています。

 

 

昼行性のこのサルは、果実小動物を好み、他にもなどを食べます。

 

体長はオスが25~37㎝、メスが22~30㎝、体重はオスが550~1150g、メスが360~750g、しっぽの長さは37~47㎝で、オスの方が大きくなります

また、毛色にも性差があり、メスの方がオスよりも黒みがかっています

 

ボリビアリスザルは、通常50匹前後の複雄複雌の群れを作ります。

彼らの社会はオスが成熟すると群れを離れるのに対し、メスは自分が生まれた群れにとどまる母系社会です。

また、群れの中ではメスとオスでグループが分かれており、メスの方が優位に立ちます

ボリビアリスザルにはにおいづけ行動が見られます。

特にオスは、自分のおしっこを自分の体に付けたり、他のオスにかけたりすることで自分の存在をアピールします

また、においによるものだけでなく、音声によるコミュニケーションも発達しています。

 

ボリビアリスザルの繁殖は1年の内3カ月間に限られます。

この間、メスは一斉に発情します。

これはフェロモンなどのにおいによって引き起こされていると考えられています。

また、この間、オスの体重は増えます。

メスは約160日の妊娠期間の後、通常1匹の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんは母親だけでなく群れのメスによっても育てられ、生後4~6カ月で離乳します。

そして、メスは生後2.5~3年、オスは約5年で性的に成熟します。

出産間隔は約1年で、寿命は飼育下で20~30年です。

ボリビアリスザルに会える動物園

ボリビアリスザルは、絶滅の危機に関してはレッドリストで軽度懸念にとどまっていますが、狩猟や生息地の破壊などにより個体数を減らしてきています

 

そんなボリビアリスザルには、全国各地の動物園で会うことができます

秋田県の大森山動物園、神奈川県の夢見ヶ崎動物公園、愛知県ののんほいパーク、兵庫県の王子動物園、愛媛県のとべ動物園熊本市動植物園などがボリビアリスザルを飼育しています。

中でも、沖縄県石垣島のやいま村という所では、熱帯の気候を生かしてボリビアリスザルが自然に近い形で飼育されています

触れ合うこともできるようなので、石垣島を訪れるときには是非ここにも行ってみてください。