オマキザル科

セアカリスザル

セアカリスザル
©2009 kansasphoto: clipped from the original

セアカリスザルの基本情報

セアカリスザル

英名:Central American Squirrel Monkey
学名:Saimiri oerstedii
分類:オマキザル科 リスザル属
生息地:コスタリカ, パナマ
保全状況:VU〈絶滅危惧Ⅱ類〉

セアカリスザルPhoto credit: kansasphoto

リスザル

オマキザル亜科のサルは、オマキザルのなかま(オマキザル属フサオマキザル属)とリスザルのなかま(リスザル属)に分かれます。

セアカリスザルはこのうちリスザルのなかまに分類されます。

 

リスザルは名前の通りリスのようなシルエットをしています。

頭は小さくしっぽは長いです。

しっぽには把握力がないので、クモザルのようにしっぽだけで木にぶら下がることはできません。

またリスザルは、リスのように樹上を四足で移動します

リスザルという言葉は英名の和訳と思われ、英名にはリスを意味する“squirrel”という単語が使われています。

ちなみに属名の“saimiri”は現地のトゥピ語で「小さいサル」を意味します

 

リスザルは多い時には100匹にもなる複雄複雌の群れを作ります

子供はよく遊び、これにより社会性を身につけられるだけでなく、母親から離れられるようにもなります。

 

果実と昆虫をよく食べ、これらを探して一日に数㎞も移動することがあります。

葉をよく食べるサルは一日の移動距離が1㎞に満たないので、リスザルの移動距離はとても長いと言えます。

セアカリスザルの生態

セアカリスザルは、コスタリカパナマ浸水林などに生息します。

 

昼行性で、主に果実昆虫を食べます。

果実の少ない季節には、食べるもののほとんどを昆虫が占めるようになります。

 

体長は20~30cm、体重は0.6~1㎏、しっぽの長さは40㎝前後で、オスの方がやや大きくなります

 

セアカリスザルは、10~60匹から成る複雄複雌の群れを作ります。

生まれた群れから離れる性は基本的にメスですが、オスが離れることもあるようです。

メスの間には明確な序列がないようです。

群れの中で闘争や競合はあまりありませんが、捕食者に対しては強い警戒心を示します。

 

繁殖には季節性があります。

交尾は乾季に、出産は雨季に行われるようです。

メスは約7カ月の妊娠期間の後、1匹の赤ちゃんを産みます。

メスは1歳で、オスは4~6歳で性的に成熟します。

性的休止期間は約1年と考えられています。

セアカリスザルPhoto credit: Dick Culbert

セアカリスザルに会える動物園

セアカリスザルは、農業や伐採などによる生息地の縮小のため、個体数を減少させています

レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、さらなる個体数の減少が懸念されています。

 

そんなセアカリスザルですが、残念ながら日本の動物園では見ることができません

しかし、おなじリスザルのなかまであるコモンリスザルには、北海道の円山動物園、埼玉県の東武動物公園、石川県のいしかわ動物園、兵庫県の王子動物園、広島県の福山市立動物園、沖縄県のネオパークオキナワなど日本各地の動物園で見ることができます。

セアカリスザルのように背中は赤くないですが、同じくかわいらしいコモンリスザルを是非これらの動物園で観察してみてください。

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