オナガザル科

ショウハナジログエノン

ショウハナジログエノン
©2014 cuatrok77

ショウハナジログエノンの基本情報

ショウハナジログエノン

英名:Lesser Spot Nosed Monkey
学名:Cercopithecus petaurista
分類:オナガザル科 オナガザル属
生息地:コートジボワール, ガーナ, ギニア, リベリア, シエラレオネ, トーゴ
保全状況:LC〈軽度懸念〉

ショウハナジログエノンPhoto credit: cuatrok77

ハートでコミュニケーション

このサルの特徴はなんと言っても鼻に付いている白いハートマーク

ハートが顔にあるだけで、これほどまでかわいくなるのですね。

かわいらしいこの顔とハートは一度見たら忘れることができません。

 

ところで、なぜこのようなハートの形をしたマークが顔に付いているのでしょう。

ある研究者は、このハートマークを含めた顔がコミュニケーションに使われていることを明らかにしました。

上半身やハートのついた顔を独特なやり方で揺らすことで、ある種のシグナルを送っているというのです。

このようなコミュニケーションを、ヘッドフラッギング(head flagging)といいます。

これは頭を旗のように振るという意味です。

我々人間は旗を挙げたり下げたり降ったりすることで、遠くの相手とコミュニケーションできますが、このサルの場合、その旗の役割を顔面が担います。

このコミュニケーションは、ショウハナジログエノンだけでなく、似たような容貌をしているクチヒゲグエノンなどにも見られます。

ショウハナジログエノンPhoto credit: cuatrok77
クチヒゲグエノン
クチヒゲグエノンカラフルな顔に生える白いヒゲが特徴的なこのサルの、生息地や食性、繁殖などについてご紹介します。...

ショウハナジログエノンの生態

ショウハナジログエノンは、西アフリカの大西洋沿岸に広く分布します。

河辺林やプランテーションなどにも生息し、果実昆虫などを食べて暮らします。

樹上性がとても高いこのサルは、10頭前後の小さな群れを作ります。

上記のように顔を使ったコミュニケーションをしますが、毛づくろいなど群れのきずなを深めるような社会的なコミュニケーションはあまり観察されていません

ショウハナジログエノンの最も印象的な部分は、鼻の白いハートマークですが、これは子どもの頃からあります

また、同じように鼻にハートマークをもつサルは実は他にもいます。

それがアカオザルです。

アカオザル
アカオザル名前からは想像できないかわいいルックス。鼻の頭にはあるマークが。彼らに会える動物園も紹介しています。...

ぱっと見よく似ていますが、ひげやしっぽの色などを見てみると、違いがあることが分かります。

といってもどちらもかわいいことには間違いありません。

ハート効果おそるべしです。

ショウハナジログエノンに会える動物園

ショウハナジログエノンがどれくらい生息しているのかは、あまりよくわかっていません。

広範囲に生息しているためか、絶滅の危機に関しては軽度懸念にとどまりますが、その査定は2008年が最後になっています。

最新の研究結果が待たれます。

そんなショウハナジログエノンですが、残念ながら日本で会うことはできません

ただ、見た目の似たアカオザルや、クチヒゲグエノンには、愛知県の日本モンキーセンターで会うことができます。

そっちでもいっかという方は是非ハートマークを見に、こちらを訪れてみてください。

アカオザル
アカオザル名前からは想像できないかわいいルックス。鼻の頭にはあるマークが。彼らに会える動物園も紹介しています。...
クチヒゲグエノン
クチヒゲグエノンカラフルな顔に生える白いヒゲが特徴的なこのサルの、生息地や食性、繁殖などについてご紹介します。...