オナガザル科

モナモンキー

モナモンキー
©2013 Justin Otto

モナモンキーの基本情報

モナモンキー

英名:Mona Monkey
学名:Cercopithecus mona
分類:オナガザル科オナガザル属
生息地:ベナン, カメルーン, ガーナ, ナイジェリア, トーゴ
保全状況:LC〈軽度懸念〉

モナモンキーPhoto credit: Bgabel

クセのある声

モナモンキーは他のサルと同様に様々な方法でコミュニケーションをします。

例えば、表情。

モナモンキーの顔は独特ですが、この顔と表情によるコミュニケーションに関係があることは容易に想像できます。

 

続いて、グルーミング。

群れを作るサルにとって、相手に直接触るグルーミングは、群れのきずなを深めるための大切なコミュニケーションです

 

お次はにおい。

モナモンキーのメスは発情の際に性皮の腫脹などの外形的なサインを示しません。

そのため、オスはメスの行動やにおいによって発情のサインを受け取っていると考えられています。

 

このように、モナモンキーは様々なコミュニケーションツールを持っていますが、その中でも特に独特なのが音声です

なわばりをアピールするときなど、このサルはおよそサルの声とは判別できないほどの声で鳴きます

下の動画では、その声を聞くことができるので是非ご覧ください。

クセがすごいです。

モナモンキーの生態

モナモンキーは、ガーナからカメルーン北部にかけて、熱帯雨林などに生息します。

また、このサルはサントメ・プリンシペというアフリカの島国に人為的に導入され、さらにそこからグレナダセントクリストファー・ネイビスなどのカリブ海の国々にも導入されています。

そこでは人家の近くに現れることもあるようです。

 

昼行性で、果実、昆虫、若葉などを食べます。

これらの食料は、胃の大きさほどもあるほお袋に一時的に貯められます。

 

体長は32~53㎝、体重はオスが約5㎏、メスが約4㎏とオスの方が大きくなります

また、このサルは90㎝にもなる長いしっぽを持っています

 

モナモンキーは、平均12匹から成る単雄複雌もしくは複雄複雌の群れを作ります。

群れのメンバーは最大で50匹になることもあるようです。

また、このサルはオナガザル族のサルにしては珍しく、オスだけの群れを作ることが知られています

 

繁殖は2年に1度行われますが、季節性に関しては、あまりよく分かっていません。

メスは、5~6カ月の妊娠期間の後、1または2匹の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんは1年で離乳し、2~5年で性的に成熟します。

モナモンキーPhoto credit: CERCOPAN

モナモンキーに会える動物園

モナモンキーは、生息地の減少や肉目的の狩猟などの影響が指摘されていますが、個体数の増減に関してはあまりよく分かっていません。

彼らは比較的適応力が高いため、絶滅の危機に瀕しているとは言えず、レッドリストでは軽度懸念に留まっています。

 

そんなモナモンキーですが、残念ながら日本で会うことはできません

彼らのクセのある声が聞きたい方は、アフリカでなくとも、カリブ海の国々に観光ついでに行ってみてください。